サイモンシネック氏がTEDでプレゼンをし、話題を呼んだ「ゴールデンサークル」理論があります。ゴールデンサークルは、中心に「Why（なぜそれをやるのか）」、その外側に「How（どのように）」、さらに外側に「What（何を）」の3層からなる円図です。人は「Why」に共感し、行動するので、「Why」を何よりも先に伝える必要があるのです。多くの企業は、ゴールデンサークルの反対の方向から考えてしまい、失敗します。あなたも商品についての話やお客様のお悩み、欲求に対する解決方法を伝える前に、なぜそれをやるのか？を言語化して、スタッフやビジネスパートナーそしてお客さまへ共有をしてみてはいかがでしょうか。

あなたが集客する見込顧客にとって、雲の上の存在ともいえる成功者や有名人に宣伝をして貰ったり、広告に出てもらったり、イベントやフォーラムにご登壇いただくことで、成功者や有名人のファンをあなたのファンにすることが出来るため、集客効果を高められます。多くの方は、「巨人」と言われるような方は登壇してもらう、PRしてもらうことは難しいと考えています。しかし、それは大きな誤解です。彼らは自らの情報発信ができるということで、登壇の機会をうれしく思っています。もちろん、適切で丁寧な提案書や依頼書は必要となります。積極的に「巨人」に登壇依頼やPR依頼をしてみましょう。

告知内容に緊急性、限定性、ニュースを加えましょう。例えば、「●月●日までの早割価格」「15席限定」「残り8席」「緊急来日！」などです。ポイントは緊急性や限定性、ニュースとなった背景を伝えてお客さまに“心構え”を持ってもらったろ、社内でそのストーリーを共有することです。例えば、「●日までの期間限定です」⇒「この味は今の季節でしか味わえないのでぜひ味わってもらいたい！と思っています。　“ですから”　●日までの期間限定です」など。このように、理由と共に人間味のある気持ちが背景にあると、より多くの納得と共感を得られることでしょう。

無料提供をすると、お金を払ってくれるお客様がいなくなってしまうのではないかと感じる人もいますが、実はそれは反対です。集客に成功している人は、驚くほど貴重な情報を無料で与えています。「買った人だけに秘密を教える」のではなく、惜しみなく無料で与えることが集客では大切です。ブログやSNS、Youtubeなどあらゆるメディアで無料の価値あるコンテンツを提供していると、あなたに会う前から「ファンでした」と言ってもらえることも可能でしょう。

ある要素を明らかにしないでおいて、興味関心を高める告知の手法です。「追加講師は後ほど発表します」とか、「詳しくは、次回のメルマガでご案内します」など、ちょっと気になる要素を組み込んでおくと、募集開始がされたときには、欲求が高まって思わず申し込みをしてしまう状態になります。ただし、意味のない「じらし」（ティーザー）は、お客様をイライラさせてしまう可能性もあるので、適切な計画を立て、お客様に心地よくお申し込みいただけるフローを検討しておきましょう。

人は権威性に影響されます。「累計○万人に提供」「○年間の提供実績がある」「○○アワードを受賞」「○○実績No.1」など、権威性を示すものを明文化しましょう。順位のついた実績を出すときのポイントはNo.2、No.3ではなく、No.1のものを提示することです。ウソでなければどんなに小さなことでも表現次第で実績になります。例えば、営業実績を打ち出す時に「全国での売上No.1」は無理だったかもしれないが、もし担当地域でNo.1であれば「○○地方で売上No.1」とすればよいのです。「その道のプロ」「専門家」だと思われることが、集客への信頼性を与えるのです。

出会っていきなり結婚を申し込むかのような集客のやり方はNG。これをしてしまうと断られるのは目に見えていますよね。これを「いきなりコクるな！」の原則といいます。興味関心を持って無料登録、無料申込などをしてもらい、先ずはお客様に連絡できる手段を手に入れいます。そして信頼関係をつくりながら、あなたの商品・サービスについての知識を持ってもらうと驚くほど、ストレスを感じることなく自然に商品を買っていただくことが出来るわけです。

返金保証や１年間のサポート、といった提案をします。「半額で参加できる」「期間限定でもう1席ついてくる（ワンプラスワン）」などの魅力的な案内を加えても良いかもしれません。あくまで自分目線では無く、お客さまのリスクに寄り添うことが申込率を上げるポイント。さてお客さまの不安を取り除くために、あなたは何ができるでしょうか？「オファーが全て！」と言っても良いほど、オファーは重要です。成功している人は、オファー内容の設計に。全力で知恵を絞っています。このオファー（価格や特典）の見せ方や伝え方だけで、申し込みの欲求が何倍にも変化するものです。

打ち手がなくなってきたと思ったら、知り合いに相談の電話をしてみましょう。同じレベルの知人ではなく、うまくいっている人、活躍している先輩や、すでに課題を乗り越えた経験を持つ人に対して相談します。そして、素直にアドバイスを聞いて、とにかくできる限りのすべての手を打ってみるのです。集客にうまくいかない人は「もうやっています」「それは知っています」「わかっています」などとよくおっしゃいます。だからうまくいかないのです。オープンマインドで、素直に聞く、学ぶという姿勢が目標達成の要諦です。

Facebookの投稿にこだわってファンを増やしましょう。自分の言いたいことを発信するのではなく、ターゲットがほしい情報や共感する内容を発信してください。あるいは自分のライフスタイルやプライベートの発信も場合によっては共感や憧れを生むことも。写真や文章を適当にするのは厳禁。自分のことだけでなく、周りの仲間の応援（書籍の紹介やイベントの紹介）になるような、「利他の想い」で情報発信することが大切です。情報発信を継続しておくことで、いざ集客をしたときに信頼しきっているお客様（ファン）への告知ができるようになります。リンクを張ると表示率が下がる傾向があります。また、投稿直後のコメントやいいねが多いと拡散率があがるそうです。これは、最も集客効果が高い方法です。あなたの仲間ともいえるファンを育てていきましょう。